人間ドックの糖尿病の検査

糖尿病の最初の判断に使われるのは、尿糖(US)を調べる検査です。血液内に含まれるブドウ糖が一定の限度を超えると、腎臓で尿を作り出す時に尿中にブドウ糖が漏れ出してきます。この尿中の糖を測るのが、糖尿病の第一検査となります。人間ドックでも糖尿病の基本の検査として尿糖検査がありますが、血糖値が正常でも尿中に糖が出てしまうこともあります。

これは若い人に多い「慢性糖尿」と呼ばれるものです。これは必ずしも病気というわけではなく、体には問題ないこともあります。また、妊娠している人も尿糖が出てしまうこともあります。尿糖検査では陽性・疑陽性・陰性で診断されます。

さらに人間ドックで糖尿病を発見する上で欠かせない検査として、空腹時血糖があります。血液検査で、10時間以上飲食していない状態の血液を採取して、血中のブドウ糖濃度を測定します。基準値は78~99で、200以上は要治療となります。人間ドックで基準値から外れてしまうと、さらにブドウ糖負荷試験という検査が必要になります。

これで正常型・境界型・糖尿病型の3つのうちどれかを判定していきます。そのほか、口渇・多尿・体重減少などの症状があり、空腹時血糖が126mg/dl以上だと、これだけで糖尿病の診断を受けることもあります。糖尿病の一番の原因は肥満ですが、特にアジア系民族は肥満による糖尿病を発症しやすいと言われています。アジア人は基本的に欧米人よりもインスリンの分泌能力が劣るためだとされています。

日本人で肥満ならば、糖尿病のリスクが高くなることも承知しておきましょう。渋谷の内科のことならこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です