40歳以上の男性喫煙者は特に受けたい人間ドック

喫煙には様々な病気のリスクが伴いますが、中でも肺に対してのリスクはハイレベルです。日本人は肺がんの発症率が高い国で、40歳以上・喫煙者・男性という3条件を満たしていると発症リスクが一気に高くなります。人間ドックでは肺がんについての検査もできるので、この3条件を満たしてしまっている人は定期的に検査しておくことが肺がんの早期発見に繋がります。肺がんが進行すると、がん細胞が気管支や肺の組織を破壊していきます。

初期症状で最も多いのが咳で、金属音のような咳(閉塞性の咳)が続きます。痰が絡み、それが進行すると血痰がでることもあります。喀血には至らず、痰に赤いものが混じっているくらいの症状です。これも人間ドックでは喀痰検査と言って、血痰の有無を調べ、肺がんのリスクを調べる検査があります。

血痰は早期の警告アラームです。特に喫煙歴の長い人は、悠長に人間ドックに行くよりも、医療機関にかかった方が良いこともあります。咳と血痰以外で肺がんの症状として出るのが、胸部圧迫感・息切れ・呼吸困難・胸痛・肩痛・体重減少・衰弱・38℃以上の熱の持続、などがあります。これらの症状から自分で発見できることもありますが、やはり自分だけで早期のうちに気づくとなると限界があります。

なので、無症状のうちに人間ドックで胸部X線スキャン検査などを受けておくことが大切です。40歳以上・喫煙者・男性の3条件を満たしている人は、肺について特に神経質になっておくことが肺がんの早期発見に繋がります。

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