気になる総コレステロールを人間ドックで調べよう

総コレステロールが高いと、動脈硬化にかかりやすくなります。人間ドックでも総コレステロールを調べる検査がありますが、基準値は120~219で、300以上の場合は要治療となります。脂質代謝を調べる検査ですが、具体的にはLDL・HDL・VLDLの総和を測り、これを総コレステロールとして算出します。特に問題になるのがLDL(悪玉)コレステロールが高い場合で、人間ドックでLDLコレステロールが高いと指摘された場合には食生活や運動習慣を見直すことが動脈硬化の予防に繋がります。

コレステロール自体は悪いものではなく、細胞膜の成分・胆汁の成分・ホルモンなどの材料になります。また、血管壁を強化するのにもコレステロールは使われています。しかし、コレステロールが過剰だと血液が固まりやすくなり、血管壁に付着・蓄積して心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。逆に低すぎるのも問題で、この場合には肝臓病や栄養失調の疑いがあります。

人間ドックで総コレステロールが高いと指摘された場合には、まずは栄養指導から入るのが基本ですが、本格的な治療が受けられるのは内科です。生活習慣病のほとんどは内科の治療が基本です。人間ドックで早めに発見できれば、食事をヘルシーなものにしたり、今までよりも動く、内科で血液の濃度を改善してもらうなどの薬で症状を抑えて改善していくことが出来ます。重症になってしまうと外科的な手術が必要になることもあるので、定期的にチェックしておくことが望ましいです。

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